岸和田だんじり祭の歴史・文化が深く理解できるところ、それが「岸和田だんじり会館」
岸和田だんじり会館とは
岸和田だんじり会館は岸和田だんじり祭の魅力とその歴史を伝えるための場所として設立され、岸和田だんじり祭は、その華麗なパフォーマンスと地元の人々の情熱によって、全国的に知られるようになりました。
岸和田だんじり祭
岸和田だんじり祭は、大阪府岸和田市で行われる祭りで、岸和田祭、または、旧市の祭とも呼ばれます。この祭りは毎年9月と10月の2回開催されます。江戸時代中期に始まり、300年以上の歴史と伝統を誇り、この地で生まれ育った人々の手により連綿と受け継がれ、今日まで育まれてきました。日中は繊細かつ豪快な曳行、夜は美しい提灯に飾られた華麗なだんじりの姿に心を奪われるはずです。
また「やりまわし」と呼ばれる速度に乗っただんじりを方向転換させる豪快なパフォーマンスが醍醐味で、曳行コースの曲がり角は大勢の観客であふれます。
この祭りはもともと関西の一地方の祭でしたが、昭和の終わり頃から多くのメディアで紹介されるようになり、一気に全国区の祭となりました。そのため、現在では全国から多くの観光客が訪れ、地元住民の情熱と共同体の絆を象徴する祭りであり、その壮大さとエネルギーは訪れるすべての人々に強い印象を与えます。
岸和田だんじり会館の概要
岸和田だんじり会館は、10:00から17:00まで開館しており、入館は16:00までとなっています。月曜日(祝祭日の場合は開館)と年末年始(12月29日~1月3日)は休館日です。
入場料は大人600円、小中学生300円です1。25名以上の団体では、大人400円、小中学生200円となります。また、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳を持つ方やその介護者(要介護者1名につき1名を上限とする)は入館料が免除されます。
展示内容
岸和田だんじり会館では、実物のだんじりや大型マルチビジョンによる映像で、「岸和田だんじり祭」の迫力をリアルに紹介しています。また、「ミニだんじりギャラリー」では、ミニチュアの「ミニだんじり」の製作に打ち込む作者たちの活動を紹介しています。
「体験コーナー」では、だんじりの大屋根に乗る体験や、鳴り物の体験ができます1。さらに、「3Dだんじりビジョン」では、迫力満点の映像を楽しむことができます。
「だんじりの飾り・まつりの仕組み」では、だんじりの飾りや構造などを展示しており、「だんじり祭を支える「ひと」の仕組み」を紹介しています。
岸和田だんじり会館は、「岸和田だんじり祭」の歴史と文化を深く理解するための素晴らしい場所です。その豊富な展示や体験コーナーは、訪れるすべての人々に感動的な体験を提供します。この施設を訪れることで、「岸和田だんじり祭」の本質をより深く理解し、その壮大さと地元住民の情熱を感じることができます。
アクセス
電車で訪れる場合は、南海電鉄南海線「岸和田駅」から徒歩約13分、「蛸地蔵駅」から徒歩約7分です2。自動車で訪れる場合は、阪神高速4号湾岸線「岸和田南出口」から約5分です2。
所在地:岸和田市本町11-23
岸和田だんじり会館ウェブサイト