1982年、住友グループより世界的に有名な「安宅コレクション」を寄贈されたことを記念して、大阪市が設立した美術館。「安宅コレクション」の中国・韓国陶磁を中心に、「李秉昌(イ・ビョンチャン)コレクション」の韓国陶磁や濱田庄司作品などの寄贈、日本陶磁の収集などに力を入れており、2件の国宝と13件の重要文化財を含む東洋陶磁のコレクションは、世界第一級の質と量を誇っています。

リニューアルオープンに際しては、美術館の「顔」ともいえるエントランスホールを新設したほか、自然採光展示ケース、回転式展示台、免震展示台、「紫」励起LED照明など展示設備をはじめ、ロゴ、サイン、体験プログラムも一新しています。

安宅コレクションとは

「安宅コレクション」は、住友グループ21社から寄贈されたもので、中国・韓国の陶磁を中心に収蔵されています。
その他にも、李秉昌博士の寄贈による韓国陶磁の「李秉昌コレクション」、濱田庄司作品、日本陶磁の収集など、国宝2件、重要文化財13件を所有し、東洋陶磁のコレクションとしては世界第一級の質と量を誇っています。

1999年3月には「日本陶磁コレクション」並びに「李秉昌コレクション韓国陶磁」を展示する新館には重要文化財 13件を含む5,691件の館蔵品は、東洋陶磁のコレクションとしては世界一級の質と量を誇っています。
コレクション展のほか、さまざまな企画展も開催しています。

施設には企画展示室、特集展示室、日本陶磁室、中国陶磁室、韓国陶磁室、李秉昌コレクション、映像ライブラリなどかなりの充実ぶりです。
陶器好きには最高に贅沢なスポットです。
美術館は、大阪市の中心部、緑あふれる都心のオアシス中之島に位置しています。
その美しい環境は、訪れる人々に安らぎと落ち着きを与え、美術鑑賞のための理想的な空間を提供しています。

大阪市立東洋陶磁美術館は、東洋の陶磁文化を深く理解するための素晴らしい場所です。
その豊富なコレクションと美しい環境は、訪れるすべての人々に感動を与えます。
次回の大阪訪問の際には、ぜひこの美術館を訪れてみてください。

展覧会情報

美術館では、定期的に特別展を開催しています。現在開催中の展覧会は、リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」で、令和6年4月12日から令和6年9月29日までの期間、開催されています。

大阪市立東洋陶磁美術館

住所：大阪府大阪市北区中之島1-1-26
休日：月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始(12/28～1/4)、展示替え期間
営業時間：9:30～17:00（入館は16：30まで）
料金：展覧会ごとに定める
アクセス：京阪電鉄中之島線「なにわ橋駅」1号出口すぐ、Osaka Metro御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」1号出口または Osaka Metro堺筋線
・京阪本線「北浜駅」26号出口より徒歩5分
URL：https://www.moco.or.jp/