大阪の都心から車で 1時間ほどの距離。標高564mの三草山の山麓に広がる棚田と点在する茅葺き屋根の民家は、懐かしい農村風景、そこが日本の棚田百選に選定された「長谷（ながたに）の棚田」です。


「長谷の棚田」は石を組んで造られた独特な給排水設備を持つ、歴史的な棚田です。5月末から6月頭には田植えが行われ、棚田全体に広がる水面に、日の光が反射して美しい輝きを放つ瞬間が楽しめます。稲穂が黄金色に輝くのは例年9月上旬頃が見ごろです。

田んぼへの立ち入りは厳禁

この棚田には「ガマ」と呼ばれる独特の地下水路があり、紀源は400年以上前に遡かのぼるといわれ、貴重な文化的遺産として認知されています。さらに農作業中の作業者のプライバシーに配慮して撮影するなど、マナーを守った見学をお願いします。

大阪府では千早赤阪村の下赤阪の棚田とこの長谷の棚田の2ヶ所が「日本の棚田百選」選定されています。

長谷の棚田

所在地：大阪府豊能郡能勢町長谷653
枚数：200枚
標高範囲：240m～340m
関連HP：能勢町公式ホームページ　https://www.town.nose.osaka.jp/